今日は全身筋肉痛でやばいです。昨日は近所の公園の雲梯で懸垂を行ったので、特に腕とか肩とかがだいぶやばい感じ、、。あとは腹筋やスクワットも高負荷で頑張ったおかげでお腹と太もも、お尻も動くたびに「イタタタタ・・」と言う感じで結構やられています。

でも!筋肉痛があると言う事は筋肉に効いている証拠!これが気持ちいいんですよね。

とは言え、筋肉痛がないからといって筋トレ効果がないわけではありません。「筋トレしたのに筋肉痛がない!もしかして効いてない?効果なし?」と思う方も多いと思いますが、そんな事はないので安心してトレーニングに励んで下さいね。

と言うことでここでは、筋肉痛がなくても筋肉はちゃんと育つことについて解説します。

筋肉痛はどんな時に起きやすいのか?

筋肉痛

筋肉痛は、これまであまり体を鍛えてこなかった方が急に筋トレをしたり、慣れないスポーツを行ったり、引っ越しなどで急に重いものを持ったりなど、普段使わない筋肉を使ったときに出やすいです。

人によっては筋肉痛が起きない場合もありますが、多くはこのようにあまり運動していなかった人が急に体を動かし始めるときに筋肉痛が起きやすくなっています。

そしてだんだんと慣れてきて筋肉がついてくると筋肉痛は出にくくなりますが、かといってトレーニングの効果が出ていないわけではありません。その理由は筋肉痛が起きるメカニズムを知ることで納得が行くかと思います。

筋肉痛が起きるメカニズム

筋トレ

筋肉痛が起きるメカニズムについて、以前までは筋トレによって筋繊維が傷つくことで痛みが生じる。または、疲労物質である乳酸が影響して痛みを感じていると考えられてきました。

その為、筋肉痛が出ないと言うことは、トレーニングの効果が出ていないと考えられていたのですが、今はそうではないと言う仮説が有力になっています。(100%確実な理由はいまだにわかっていないのが現状)

確かに疲労物質によって痛みを感じる物質が出てはいるものの、詳しく調べてみると、激しいトレーニングをしても筋繊維には大きな損傷がないことが判明したのです。

そして分かったのが、筋肉痛は、筋トレによって筋繊維が損傷したことや疲労物質が蓄積されたことが痛みの理由なのではなく、筋トレした際に筋繊維から漏れ出した物質(ATPやアデノシン)が脳に影響を及ぼし、普段は痛みと感じることのない何気ない動きでも痛みを感じるように、痛みを感じる神経のレベルを落とすことで起きていると言うのが最も有力な説とされています。

これは、急な運動によって刺激を受けた筋肉を、体が守ろうとする防衛本能の1つと考えられていて、筋肉を休めて次の刺激にしっかり対応できるよう供えられた機能(超回復を行う為でもあるかも?)なのだとか。そして徐々にトレーニングに慣れてくるとこうした防衛本能も徐々に解除され、神経系が適応されて筋肉痛も出なくなるとのことです。

筋トレの効果に筋肉痛の痛みの強さは関係ない

筋肉痛がなくなると言う事は、神経系がトレーニングの負荷に適用できるようになってきた証拠と考えて良いでしょう。

つまり、筋肉痛のあるなしと筋肥大の効果は関係ないと言うこと。確かに筋肉痛が出ているのは筋肉に刺激が行ったという目安にはなりますが、たとえ筋肉痛がなくても、しっかりと筋肉に負荷をかけることができればちゃんと筋肉は鍛えられ育てることができますので、引き続き安心してトレーニングに励んで参りましょう。

もちろん、効果的に筋肉を育てるためには正しい方法で取り組むことが大切です。筋肉痛のあるなしに関わらず、筋トレをしっかりと高負荷で行った後は、2~3日筋肉を休め「超回復」を促してあげることが肉体改造には不可欠ですので、これはお忘れなくです。

よく、筋肉痛があるまま次のトレーニングを行ってしまう人がいますが、「超回復」の途中で筋トレをしてしまうと、筋トレ効果が薄れてしまうので逆効果です。筋トレは週2~3回がベストな頻度。休養することも筋トレだと思って、大事に、そして確実に筋肉を育てていきましょう。